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フェリーさんふらわあ、星野リゾートと共同企画
フェリーさんふらわあは16日、星野リゾートと初めて連携した共同企画を発表した。共同企画「霧島パワーチャージプラン」は、大阪~志布志(鹿児島)を結ぶフェリーと、同県の霧島温泉を組み合わせたもの。星野リゾートも同日、星野佳路代表がオンライン会見で明らかにした。
霧島温泉では、星野リゾートが全国展開する温泉旅館ブランド「界」の「星野リゾート 界 霧島」に宿泊する。「界」は、和の趣や伝統を生かしながら現代のニーズに合わせたおもてなしを追求した施設。「界 霧島」は、21年1月に17施設目として開業した。フェリーではスイートルーム利用。フェリーを使うことで、自宅から観光地、宿までマイカーでそのまま移動することができるため、3密を回避した移動が可能だ。同プランは3泊4日で、船内2泊と温泉1泊。催行期間は5月10日~8月30日。旅行代金は8万5000円~10万200円(3人1室利用時1人当たり、サービス料・税込み)。大阪/志布志航路のフェリーの往復スイートルーム乗船代と、乗用車(6m)の往復航走料、黒酢ドリンク、「界 霧島」宿泊料、および夕朝食、食べる甘酒。船内の食事などは含まれない。さんふらわあトラベル予約専用サイト、または電話(0570-00-3268、月~金、午前10時~午後4時)で宿泊5日前まで要予約。
会見した星野代表は、「クルーズ船との連携は初めてだ。クルーズ需要復活を目指す方々と連携し、観光を盛り上げていく。今後も星野リゾートの各拠点とクルーズ船がうまく連携できればいい。将来はインバウンドにもプロモーションしたい」と期待した。今後、商船三井グループのフェリー会社と星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」は、コロナ終息後に、各地へ観光客や帰省客を送り込む取り組みを通じ、コロナにより多大な影響を受けた各地域経済の再活性化に向けた貢献につなげていく。グループの移動も楽しめる「カジュアルクルーズ」と、ご当地の魅力を体験できる滞在を組み合わせることにより、長期にわたって会うことができなかった家族や友人、知人と再び集い、改めて絆を深めあう機会を提供する。今回の「界 霧島」に続き、6月開業の「界 別府」との企画も検討している。