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クルーズ寄港、87%減の353回、国交省2020年速報値

2021.01.29
業界

国土交通省港湾局は29日、2020年の訪日クルーズ旅客数と日本港湾へのクルーズ船の寄港回数(速報値)を公表した。訪日クルーズ旅客数は前年比94.1%減の12万6000人、寄港回数は87.7%減の353回となった。新型コロナウイルスの感染拡大により、クルーズ船が運航休止になった影響が響いた。

寄港回数を港湾別に見ると、1位は広島県のベラビスタマリーナで53回となった。前年は100回で9位だった。2位は横浜港で47回(前年は3位で188回)、3位は神戸港で30回(同7位で131回)だった。

国内クルーズについては、国交省が昨年9月にクルーズの安全・安心の確保に係る検討・中間とりまとめを公表。同時に関係業界団体からもガイドラインが公表された。これらに基づき、感染予防策の徹底が行われており、都道府県などの衛生主管部局を含む協議会における合意を得た上で、クルーズ船の受け入れが始まっている。一方で、国際クルーズは日本船社と外国船社の双方で運航休止が続いており、昨年3月以降は日本港湾への寄港が無い状況だ。

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