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郵船クルーズ、飛鳥Ⅱの運航を再開
2020.11.02
日本船社
郵船クルーズは2日、「飛鳥Ⅱ」(5万444トン)の運航を再開した。新型コロナウイルスの影響による運航停止は約8カ月に及んだ。横浜発着3泊のクルーズに330名が乗船。運航再開にあたり、横浜港大さん橋国際客船ターミナル内「アスカラウンジ」で開いた会見で、中野裕也横浜市港湾局長は「郵船クルーズと連携して二人三脚でこの日を迎え、感無量だ。国のガイドラインにウイルス検査は入らなかったが、神奈川県が開発した検査法『スマート・アップ法』を郵船クルーズが採用してくれた。英断だ。クルーズ再開はコロナからの復活の象徴だ」とあいさつした。坂本深郵船クルーズ社長は「安全に対する疑念は徹底的に解決しなければならない。万が一の船内感染でも、ダイヤモンド・プリンセスのような感染拡大は起こらないという自信を持つまでに対策を重ねた。関係各所のご協力に感謝する」と述べた。長澤仁志日本郵船社長は「日本郵船は長く客船事業にコミットしてきた。引き続き多方面から飛鳥を支えていく。安全対策が確実に機能し、素晴らしい航海が続くことを祈念する」と述べた。 同社は日本外航客船協会(JOPA)のガイドラインをもとに独自の感染症対策プランを策定。日本海事協会の認証を取得した。全乗客への乗船前PCR検査の実施や、船内の検査室で1時間で検査結果を出す体制づくりなど、JOPAのガイドラインを上回る感染症対策を実施。当面、乗客数を定員の半数程度に抑える。 同船は今春、露天風呂を設置するなど大規模に改装しており、新しい船内をようやく披露できることとなった。 写真左)横浜港に停泊する飛鳥Ⅱ 写真右)左から中野横浜市港湾局長、坂本郵船クルーズ社長、長澤日本郵船社長
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