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MSCクルーズ、新クラス第1船「MSCシーショア」の進水式開催
2020.08.24
外国船社
MSCクルーズは、シーサイドEVOクラス第1船「MSCシーショア」(16万9500トン)の進水式をイタリアのフィンカンティエリ造船所で実施した。同船は2021年7月就航予定。全長339メートルとMSCクルーズの船隊の中で最長、イタリアで建造された中で最大となる。
同船には窒素酸化物の排出量を90パーセント削減するSCR脱硝装置や高度排水処理システム(AWT)、船舶から排出される硫黄酸化物の98パーセントを除去する排気ガス浄化システム(EGCS)、米国沿岸警備隊の認可を受けたバラスト水処理システム、停泊中に寄港地での送電網を活用した充電を可能とする電力供給機能など、環境への影響を最小限に抑えることができるさまざまなシステムが導入される。
船内には1万平方メートルもの広々とした屋外スペースが設けられ、MSCヨットクラブを含むスイートルームを拡大。新しいレストランやバー、2階建ての船尾ラウンジ、カジノ、子供向けスペースなどが搭載される。バーチャルクルーズアシスタント「ZOE (ゾーエ)」 が各客室に設置され、同社のアプリ「MSCフォー・ミー」も利用できる。
MSCクルーズのピエルフランチェスコ・ヴァーゴ会長は、「MSCシーショアは、イタリアで建造された中で最大かつ最も革新的なクルーズ客船であり、最先端の環境技術を搭載している。2021年に引渡しを受ける2隻の新造船のうちの1隻であり、われわれの長期的な成長を裏付けるものとなる」と述べた。
写真は進水式の様子
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