News

東海汽船、川崎重工で建造中の「セブンアイランド結」竣工

2020.06.30
フェリー

東海汽船は、30日午前に川崎重工業株式会社神戸工場(兵庫県神戸市)で建造中のジェットフォイル「セブンアイランド結」が竣工し、引渡しが完了したと発表した。

引渡式は、川崎重工の河野常務執行役員から引渡書の授与が行われた後、船内で入魂式(船魂鎮座祭・清祓の儀)を執り行い、新船のイメージソング「Islands Blue」が流れるなか、建造に携わった職員に見送られて出航し、東京へ向かった。この後、東京諸島航路の各島で入港・接岸の訓練等を行い、7月13日(月)08:50東京・竹芝発~大島~利島~新島~式根島~神津島航路に就航する。

同船は、全長27.36メートル、幅8.53メートル、深さ2.59メートルで、総トン数176トン。航海速力43ノット(約80㎞/h)で、旅客定員は241人。 船体デザインは、美術家・野老朝雄氏が同船のコンセプトでもある「本土と島を結ぶ」ことをイメージし、伊豆諸島沖を流れる黒潮のような藍色「TOKYOアイランドブルー」をまとったカラーリングが特徴。その他、同船はジェットフォイル初のバリアフリー船で、1階と2階を繋ぐ階段への昇降式チェア設置や、多目的トイレなどを備え、車いす等でも転回しやすい空間、広めの座席を一部に設定するなどしている。

TOPへ戻る
シェアアイコン