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名門大洋フェリー、設計変更して旅客の大部屋廃止

2020.06.24
フェリー

名門大洋フェリーは、来年度に就航させる新造船の船内設計を一部変更する。旅客の大部屋を廃止して仕様変更し、トラック・ドライバーズルームも増加させる。同社では、新型コロナウイルス感染防止のため緊急事態宣言が出されたことで、4月以降の乗客数は激減。緊急事態宣言が解除され、県境を超える移動制限も緩和され、「7月最終週からの旅客予約も入ってき始めている」(同社)という。しかし今後も旅客輸送は厳しいことが見込まれ、来月の起工式を目前にしながら、船内の設計変更を急きょ決めた。当初の設計では、旅客用大部屋のエコノミー(1室20人)を2室用意していた。これを廃止して、1室にバリアフリー対応の1段ベッドを14並べる形とする。これにより新造船ではエコノミークラスは置かないことになった。2段ベッド型のツーリストクラスは56ベッド減らして、ドライバー個室28室に転換。ドライバー個室は80室計画していたが、108室に増えることになる。なお旅客定員は当初計画の715人から675人となる。第1船は21年12月、第2船は22年3月の就航予定。

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