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東海汽船、25日就航の3代目「さるびあ丸」内覧会を開催
2020.06.19
フェリー
東海汽船は18日、新造客船3代目「さるびあ丸」の内覧会を東京港・竹芝客船ターミナルで開催した。東京都の小池百合子知事も視察を行った。今月25日から、2代目「さるびあ丸」の代替として、東京~大島~神津島航路に就航する。
同船は三菱造船が建造。昨年1月に起工式、同年11月に進水式を行い、今年6月5日に引き渡しを受けた。船名は全長約118メートル、全幅約17メートルで、従来船よりも1,200総トン大型化した約6,200総トン型船となる。
カラーリングデザインは、7月に就航する高速ジェット船「セブンアイランド結」とともに、美術家の野老朝雄氏が手掛けた。東京諸島を流れる黒潮をイメージした「東京アイランドブルー」と名付けた藍色を使用。「繋ぐ」をテーマに幾何学の原理を用いて、大海原を進む力強さと、どこか懐かしさを感じるような、親しみ深いデザインとなっている。
船内は、レストランを展望の良い最上階に設置。トップデッキの床は柔らかいゴムチップとしており、デッキに横になり星空を眺めるのに最適なつくりとした。客室は、特等、特1等、1等、特2等、2等和室、2等椅子席を設定。特等室は、シンプルで高級感のあるデザインとし、シャワーとウォシュレットトイレを完備。2等椅子席は全席、リクライニングシートタイプとし、ロールカーテンを降ろすと隣席との仕切りができるようにした。また人に優しいバリアフリー船としており、バリアフリー席や多目的トイレ、車いすが回転できるスペースを設置したり、船内階段に昇降機チェアーも装備している。
写真(左)3代目「さるびあ丸」(中)右から小池百合子都知事、デザインを手掛けた野老朝雄氏、山﨑潤一社長、マスコットガールの小池夏海さん(右)眺めの良いレストラン
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