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カナダ政府は、新型コロナウイルス感染拡大に対応し少なくとも10月末までカナダ海域内での大型クルーズ船の運航を禁止する。マーク・ガルノー運輸大臣が5月29日発表したもので、これまで7月末までとしていた運航禁止期間を延長した。対象船は100人以上の乗船が可能で、宿泊施設があるクルーズ客船。

人気のアラスカクルーズには毎年、初夏から初秋にかけて数多くのクルーズ客船が就航。バンクーバー発着のほか、カナダのビクトリアにワンタッチする米国・シアトル発着などで実施されてきたが、今回の措置で欧米のメジャー船社による今シーズンのアラスカクルーズは、ほぼすべて中止となる見通しだ。またセントローレンス川の航行やプリンスエドワード島への寄港、紅葉観光などがハイライトのカナダ・ニューイングランド・クルーズにも大きなダメージとなりそう。