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RCCLの第1・四半期、純損失は14億ドル超

2020.05.21
業界

ロイヤル・カリビアン・クルーズ・リミテッド(RCCL)は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、第1・四半期(2020年1月~3月)に14億3700万ドルの純損失を計上した。この中には運航停止による船隊の減損損失11億811万ドルが含まれる。20日発表した決算による、売上高は20億3275万ドル、前年同期比16.6パーセント減だった。同社は第2・四半期および通期について純損失を予想している。

RCCLはロイヤル・カリビアン・インターナショナル、セレブリティクルーズ、アザマラ、シルバーシー・クルーズの4ブランドを統括・運営しているほか、ドイツのTUI クルーズに50パーセント、スペインのプルマントゥール・クルーズに49パーセント出資している。運航隻数は62隻だが、第1・四半期だけでクルーズ・キャンセルは130回に及んだ。全船の運航停止は続いており、同社は40億ドルに上る大規模な追加資金調達を実施している。

今年3月末時点で16隻を追加発注しているが、感染拡大に伴う造船所の操業ダウンで、今年と来年に計画されている新造船の引き渡しは遅延する見通し。

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