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東海汽船、「セブンアイランド結」の命名・着水式
2020.03.27
フェリー
東海汽船が運航する新造ジェットフォイルの着水式が26日、川崎重工業神戸工場で行われた。同船は鉄道建設・運輸施設整備支援機構との共有船。船主代表として東海汽船の山﨑潤一社長が「セブンアイランド結(ゆい)」と命名した後、日本旅客船協会で船旅アンバサダーを務める小林希さんが支綱切断を行った。関係者約30人が参加した。
同船は、東海汽船が保有するジェットフォイル4隻のうちの「セブンアイランド虹」(1981年)の代替船。大きさは全長27.4m、型幅8.5m、航海速力43ノット、旅客定員241人。船体カラーリングとネーミングは、東京五輪・パラリンピックのエンブレムをデザインした野老朝雄氏が手掛けた。船名「結」は、本土と島をつなぐ役割を持つ意味を持つ。船尾に描かれたロゴは、船にとって必要不可欠なロープの「結び目」を表現し、昨年迎えた東海汽船の創立130周年のロゴにも用いられている。
今後、神戸工場で艤装工事を行い、引き渡しは今年6月。7月13日から東京・竹芝と伊豆諸島間を中心とした航路に投入予定。川重は1987年に米国ボーイングからジェットフォイルの製造・販売の権利を引き継ぎ、89~95年に15隻を建造。川重にとって25年ぶりの新造船となる。デザインは変わっていないが、ジェットフォイルとして初のバリアフリー対応とした。
写真左=支綱切断する小林希さん
写真右=着水する「セブンアイランド結」
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