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ヴァージン第一船「スカーレット・レディ」引き渡し、式典は延期
2020.03.06
外国船社
ヴァージン・ボヤージズは同社の第一船となる新造船「スカーレット・レディ」(10万8192トン)について、フィンカンティエリ(イタリア・ジェノバ)から引き渡しを受けた。46日間かけて母港であるマイアミに向かっている。ただしこの航海途上にニューヨークで予定していた就航記念式典は新型コロナウイルスの感染防止の観点から延期する。乗組員や乗客に健康上の問題はないとしている。
同船はリチャード・ブランソン率いるヴァージングループがクルーズ産業に進出する第一船で、今後同型3隻の建造を予定している。客室数1,400室、乗客定員2,770人、乗組員数1,100人。18歳以上限定のクルーズを早くから打ち出し、メイン・ダイニングを設けないなどユニークな船内設計をしている。船内にはヴァージングループの原点を象徴するようなレコードショップもある。また同社は業界で初めて、クルーズによって排出される温室効果ガスをクリーンエネルギー事業による削減活動によって埋め合わせるカーボンオフセットを採り入れている。