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名門大洋フェリー、2021年度に新造船2隻就航

2019.12.19
フェリー

名門大洋フェリー(大阪市)は18日、新造船2隻を2021年度に就航させると発表した。鉄道建設・運輸施設整備支援機構との共有船。三菱造船に発注し、三菱重工業下関造船所で建造する。名門大洋は、大阪南港~新門司間をフェリー4隻で、1日2便体制で往復している。今回発注したのは、2002年に就航した「フェリーきょうとⅡ」「フェリーふくおかⅡ」の代替。新造船の大きさは1万5,400総トン(既存船9,770総トン、以下同)、全長195m(167m)、幅27.8m(25.6m)を計画し、15年度に就航した1万5,000総トン型2隻をも上回り、名門大洋にとっては過去最大船型となる。就航は第1船が21年12月、第2船は22年3月。船名は決まっていないが、既存船の船名「きょうと」「ふくおか」を継承することになるため、居住区のデザインは京都の持つ「古都のたたずまい」と福岡の「ベイサイドシティのきらめき」を基本コンセプトにする。旅客定員は715人(692人)。2~3人部屋にはトイレ・シャワーを設置。1人部屋も多くする。女性客や子供連れの乗客のため、パウダールーム、授乳室、キッズルームを設ける。エントランスホールと同じフロアに乗用車専用スペースを置いて、パブリックスペースに入りやすいようにする。

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