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MSC、グランディオーサの引き渡しと新造船名発表

2019.11.07
外国船社

MSCクルーズは新造船「MSCグランディオーサ」(18万1000 トン)の引き渡し式典をアトランティーク造船所にて実施。MSCグループのジャンルイジ・アポンテ会長らが参加した。

引き渡し式典の同日には、ワールドクラス第1船となる船名の発表とスチールカットも行われた。第1船となる新造船は「MSC EUROPA」、フランスで造船される初のLNG船となる。

MSCクルーズのエグゼクティブ・チェアマンのピエルフランチェスコ・ヴァーゴ氏は「創業以来、MSCクルーズは環境保全への取組みに注力し、最新のテクノロジ ーを全船に導入してきた。新造船ではさらに環境対策の水準が向上、将来的にはゼロエミッションの実現を目指す」と語った。

MSCグランティオーサは最新鋭の排気ガス浄化装置(EGCS)を導入、硫黄排出の98パーセントを削減可能とした。さらにSCR脱硝装置を初めて導入、エンジン運転に伴い排出される窒素酸化物を無害の窒素と水に戻し、窒素酸化物の排出量を最大9割削減を可能とする。今後就航する「MSC ビルトゥオーザ」、「MSCシーショア」を含む新造船にもSCR脱硝装置が導入される。

MSC、グランディオーサの引き渡しと新造船名発表
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