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SHKグループ、横須賀~新門司航路投入の新造フェリー発注へ
2019.08.30
フェリー
国内外でフェリー事業などを展開するSHKライングループは、三菱造船に1万6000総トン型フェリー2隻を発注する方針。両船とも2021年6月ごろをめどに開設する予定の横須賀~北九州間のフェリー航路に投入する。建造造船所は三菱重工業長崎造船所。来年から始まる硫黄酸化物(SOx)の全海域排出規制に備え、2隻ともスクラバーを搭載予定。
新日本海フェリーや阪九フェリー、関光汽船などで構成されるSHKライングループは昨年末、横須賀~北九州間のフェリー航路を開設する計画を発表しており、今回、2隻を新造整備することとした。航路開設を予定している21年6月までに2隻出揃う予定で、新造船の貨物車輸送能力は170台となる見通し。航海距離は976kmで、航海時間は20時間30分。日曜を除く週6便体制で運航する。横須賀港は新港地区、北九州港は新門司地区に寄港する予定。
新規航路の開設に先立ち今年4月3日には運航船社として、「東京九州フェリー」を設立。新日本海フェリーや阪九フェリー、関光汽船などSHKライングループ各社が出資した。代表取締役にはSHKライングループの入谷泰生代表(新日本海フェリー社長)と阪九フェリーの小笠原朗社長が就任した。