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クルーズプラネットら、2021年に南極チャータークルーズ実施
クルーズプラネットは、阪急交通社と合同で2021年2月にポナンの「ロストラル」(1万700トン)の南極チャータークルーズを実施する。23日、クルーズプラネット有楽町本社で会見を行い、発表した。南極チャータークルーズの企画はクルーズプラネットとしては初めて。2021年2月20日(土)に東京を出発し、ブエノスアイレスを経由してウシュアイアからロストラルに乗船し、南極半島をめぐる16日間のコース。募集人数は190人。クルーズ代金(2名一室利用の大人1人分)は149万円~。ポナンの伊知地亮ビジネスディベロップメントマネージャーが日本エクスペディションリーダーとして乗船し、船内での南極勉強会などを日本語で行う。販売開始は8月26日(月)。12月27日(金)までの申し込みでクルーズ代金が10万円引きとなる。
クルーズプラネットの小林敦社長は「新しいエリア・海域を求めるリピーターの方が増えてきており、秘境クルーズの人気が高まっている。エクスペディション客船の造船計画の積極的な発表もあり、今回初の共同チャーターを実施することとなった。2017年に一度、南極クルーズを催行したことがあるが、南極チャータークルーズはわが社としては初めてで、新たな挑戦でもある」と語った。190人の限定募集については、「南極条約の規定で南極大陸に一度に上陸できるのは100人と定められていることもあり、余裕を持って十分に観光できるよう今回は190人と限定した」と述べた。
クルーズプラネットの角井隆尚仕入・企画マネージャーは、「成田・羽田空港までにかかる国内線の航空、鉄道などの追加代金は不要なので、全国各地からでも気軽にご参加いただける。ロストラルは全室海側、スーペリア・ステート以上だとすべてバルコニー付き客室となり、南極をめぐる船の中では最高クラス。このプロダクトをもって集客に結びつけたい」と同クルーズを紹介した。
伊知地ビジネスディベロップメントマネージャーは、「わが社は南極に4隻配船しており、南極クルーズの最大手という位置づけにいる。ロストラルは南極クルーズを想定して設計された初めての客船。客室の収納スペースも十分で、バス・トイレが別々など長期間の滞在でもストレスなく過ごせる。船内ではフランス流の料理やサービスを提供しているのも特徴だ」と述べ、「今回のコースは乗船が10日間と南極を楽しむにはお手頃で、日本語のサービスも充実していて安心。2月はクジラを見つけやすいベストシーズンでもあり、ペンギンや渡り鳥など野生動物と出会えるチャンスも多い」と同クルーズの魅力を語った。
商品の詳細は下記の通り。
フランスが誇る名船「ロストラル」で航く
大自然感動体験 南極紀行16日間
■日程:2021年2月20日(土)~3月7日(日)
■コース:成田または羽田=ブエノスアイレス(ホテル泊)=ウシュアイア~終日航海~南極半島クルーズ~終日航海~ウシュアイア=ブエノスアイレス(ホテル泊)=成田または羽田
※各地空港発着プランあり
■クルーズ代金(2名一室利用の大人1人分):149万円(スーペリア・ステート)~300万円(オーナーズ・スイート)
※港湾税、燃油サーチャージ、船内チップなど別途必要
写真は左から小林社長、伊知地ビジネスディベロップメントマネージャー