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セレブリティ・フローラ就航、命名者はWWF前総裁

2019.07.09
外国船社

セレブリティ・クルーズはガラパゴス諸島に通年配船する新造船「セレブリティ・フローラ」(5,922トン)を就航させた。同船は乗客定員100人、全室スイートのメガヨット。世界自然保護基金(WWF)の前総裁で環境保護推進者のヨランダ・カカバドス氏が命名者を務めた。命名式では地元の職人がバナナの芯を使って手作りしたリボンでテープカットを行い、シャンパンボトルが割られた。

同船では、ガラパゴス洋上初のグランピング(高級キャンプ)体験や、屋外天体観測プラットフォーム、ヨット型テンダーボートなどを提供。ガラパゴスならではの自然を快適な環境で楽しめる。環境保全に配慮し、燃料消費量と排気量を従来より15パーセント削減。自動船位保持装置により、錨を使わずに船の位置を保つことができるため、海底を傷つけずにすむ。

同社は非営利団体「アースエコー・インターナショナル」と提携し、ガラパゴス地域の若者やコミュニティとの交流や訓練、投資を行うことで、同エリアの貴重な生態系の保護とそれを担う人材を支援する。さらに、マイアミ大学海洋気象学ローズンズティール校と提携し、同船で海面温度を測定し、エルニーニョ現象やラニーニャ現象などの調査予測に使用するためのデータを収集するなど、研究調査にも協力する。

左:セレブリティ・フローラ
中:テープカットをする命名者のカカバドス氏(右)
右:グランピング用カバナ

セレブリティ・フローラ就航、命名者はWWF前総裁
セレブリティ・フローラ就航、命名者はWWF前総裁
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