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横浜新港ふ頭11月4日開業、第1号入港はD・プリンセス
2019.06.12
港
横浜港新港ふ頭で建設中の客船ターミナルについて、運営する新港ふ頭客船ターミナルは正式名称を「新港ふ頭客船ターミナル」(SHINKO PIER CRUISE TERMINAL)とし、開業日を2019年11月4日、第1号入港船として「ダイヤモンド・プリンセス」(11万5906トン)を予定していると発表した。同ターミナルはこのクラスの客船に対応できるよう、公共岸壁の改良により総延長340メートル、水深9.5メートルに変更した。
客船ターミナルを含む商業・ホテル施設全体の名称は「横浜ハンマーヘッド」に決定した。商業施設「ハンマーヘッド・ショップ&レストラン」は今年10月開業予定。景色を楽しめるレストランやティーショップ、その場で作るスイーツファクトリー、有名ラーメン店が集積するフードホールなど、新業態・初出店含め25 店舗が入る。コンセプトは「ザ・ファクトリー」(工場)。できたて作りたてをテーマに、港の倉庫をリノベーションしたかのような空間となる。ホテル「インターコンチネンタル横浜 Pier8」は今年11月の開業を予定している。ふ頭突端部分にはハンマーヘッドクレーンを中心とした公園「ハンマーヘッドパーク」を整備し、2020年3月下旬開業予定。
複合施設全体の名称ともなった「ハンマーヘッド」は、新港ふ頭突端部分に残る荷役クレーンの遺構で、1899年(明治32年)のふ頭整備と同時期に設置された国内初の港湾荷役専用の英国製クレーン。関東大震災時も被害を免れ、2001年までの88年間、貨物の積み下ろしに活躍した。
写真左:複合施設「横浜ハンマーヘッド」
写真右:商業施設の吹き抜けエリア
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