クルーズニュース

News

15日、阪急交通社は東京・新橋に「阪急クルーズサロン」を開設、開所式を開催した。同社のクルーズサロンは大阪・梅田に続き2カ所目となる。

冒頭、酒井淳同社専務執行役員があいさつに立ち、「当社では近年『特化型』と呼ぶ商品群を強化しており、クルーズはその一つ。サロンにはクルーズ・コールセンターを併設し、12人のクルーズ・コンサルタントがフェイス・トゥ・フェイスで丁寧に対応する。募集型企画旅行を担当する部署は全国に25カ所あり、その中心となる場としていきたい」と述べた。

式典後、松田誠司同社社長は取材陣に対し、「弊社のクルーズ顧客は昨年度3万6000人だった。今年度は4万人、2020年は5万人を目指す。クルーズ関連の売上は昨年度100億円で、今年度は120億円、2020年度は140億円が目標」とコメント。クルーズに詳しい顧客に対応するためには旅行会社も専門性を高める必要があり、全国の支店からの問い合わせ先として同サロンが機能し、他社との差別化を図りたいとの考えを示した。

サロンオープン記念のツアーも販売中。同じビル内で説明会も開催する。個人手配にも対応していく。そのほか、バーチャル・リアリティ（VR）や人工知能（AI）を活用し、360度VR映像とVRサウンドによる臨場感ある体験や、客船内を歩く疑似体験、人型ロボット「ペッパー」との対話などが体験できる。今後はAI会話システムを応用し、問い合わせに24時間対応できるフォームの開設も予定している。

■阪急クルーズサロン
住所：東京都港区新橋3-3-9　KHD東京ビル3階
TEL：03-6745-1828（クルーズ専用ダイヤル）
営業時間：10：00～17：30（土・日曜、祝日休み）
https://www.hankyu-travel.com/shiten/shinbashi_cruise.php

（写真左）左から中野裕也横浜市港湾局長、松田社長、酒井専務執行役員
（写真右）サロン内観